
とやまチャイルドライン

チャイルドラインとやまの紹介
チャイルドラインの起源は、1989年にイギリスの国営放送BBCが「児童虐待の実態を知るため」に子どもの電話相談を開設した事です。子どもたちからは、虐待はもとより様々な想いや辛かった事、いじめ、楽しかったことや嬉しかった出来事など、様々な声が寄せられました。それ以降チャイルドラインの必要が知られ、全世界に広まりました。
日本では1998年に世田谷ボランティア協会が、イギリスにチャイルドラインを学びに行き、翌年チャイルドライン支援センターが発足しました。
富山では2003年4月に、小学校から18才までの児童青少年を対象とした「子どもの気持ちを聴く“傾聴電話ボランティア”」が始まりました。2024年現在、35名のメンバーが通年をとおして「毎週土曜日の16時~21時まで」、三交代制で子どもの気持ちに寄り添っています。
<年間活動内容>
*富山県内の小中学校・高等学校・支援学校などに「チャイルドライン・カード」を配布。
*2003年~2024年・チャイルドライン基調講演+受け手養成講座を開催

代表のあいさつ

布村 武信 氏
2000年富山国際ボランティアア大会in富山で、世田谷ボランティア協会理事長兼チャイルドライン支援センター代表理事であった牟田悌三氏と交流を深めたことが、とやまチャイルドラインの発足に繋がりました。
大人は子どもたちが健やかに安心して生きられる社会をつくる責務があると切に言われたことが今も、とやまチャイルドラインの心となっています。昨今、子どもをとりまく環境がますます悪くなるにつれて、子どもの声に耳を傾けそばによりそう大切さを思わずにいられません。私たちはこどもたちの不安や困難を聴き寄り添うことで、子どもが本来持っている生きる力に自信を取り戻し、自己肯定感を高めて貰いたいと思っています。
また子どもたちの「声」からは、大人が気づかない社会のゆがみが見えてきます。子どもの声を聴く大人の責任として、そこから見える子どもたちの状況を社会に伝えていくことは、チャイルドラインのもうひとつの大きな役割となっております。カトリック教会の修道女であり宗教家でマザーテレサ氏の言葉に「愛の反対は無関心~他人に見放され誰からも必要とされないことほど悲しいことはない!」とあります。私たち大人は常に子どもを社会のど真ん中において「子どもの権利」を大切にして、子どもが生き生きできる社会をつくる責務があると感じます。
チャイルドラインとやまの
これまでの歩み
2003年
3月 市民講座「チャイルドライン」を開催
受講者から融資を募り、富山のチャイルドラインのスタッフ
研修を始める
11月 月に2回とやまチャイルドラインとして、電話を受け始める教
育委員会の協力を得て、カード・ポスターを県内の小中高校
に配布する
2004年
5月 チャイルドライン支援センター主催の「こどもの日フリーダ
イヤル」全国キャンペーンに参加
6月 スタッフ養成講座の開催、広く呼びかける
2005年
5月 とやまチャイルドラインの電話開設日を月2回から毎週土
曜日に増やす
2007年
8月 チャイルドラインの趣旨に賛同した多くの著名人に描いても
らった絵巻の展示をイオン高岡で開催。多くの人々の関心を
よんだ。
9月 5周年記念公演を開催。参加者150名。富山農協会館にて
講師 京都少年鑑別所 精神科医 定本ゆきこ 先生
2009年
10月 「子どもの権利条約役2009inとやま」に参画。
メッセージ展(絵馬展)開催
2010年
5月 全国フリーダイヤルに参加。月曜日から土曜日まで全国
2,000を超えるチャイルドラインの仲間が電話を受けてい
ます
子どもの権利条約全国大会フォーラムinとやまを中心メン
バーとして主催する
2011年
4月 子供達に関わる団体との情報交換の場として「親と子のリレ
ーションシップほくりく」に参画
11月「北陸・近畿エリア研修」に5名参加。多くのチャイルドラ
インの仲間と交流。
2012年
10月 富山で開催した「親と子のいいカンケイって」のフォーラム
で、チャイルドラインいしかわと共同で分科会を開催。
2017年
第13回全国若者・ひきこもり協同実践交流会inとやまに参画
する
2020年
子どもの権利条約フォーラムin南砺市を富山県子ども関係
団体が集い主催する
2024年
2024年:親と子のリレーションシップほくりく(富山石川
福井の子ども関係団体)を富山で開催
*富山県民ボランティア・NPO大会 (2004年より毎年参加)
*富山市サンフォルテフェステバル大会 (2004年より毎年参加)
*富山県子どもホットライン協議会委員会に委員として参画
*富山県犯罪被害者支援等支援協議会委員会に委員として参画
<とやまチャイルドラインは子どもの声を届けるために社会発信をしています>
後援)・富山県・富山県教育委員会・富山市・高岡市・富山県社会福祉協議会・富山県ボランティア総合支援センター・富山県共同募金会・富山大学
広報)・NHK・北日本新聞社・読売新聞社・朝日新聞・北陸中日新聞・毎日新聞・富山テレビ・北日本放送・チューリップテレビ
チャイルドラインとやまが、新聞に掲載された過去の記事になります





